Practical Advisor
We create the future with construction employee education.

10/01でカノンファーストは、7年目になりました。
起業する時に法人とするか迷いましたが、法人の5年後の生存率が50%と言われている中で、なんとか7年目を迎える事が出来ました。
小学生の頃は、一日が大変長く感じました。ところが、歳を重なるにつれて、一日がとても短く感じられます。
一説には、毎日が新鮮で刺激がある子供時代に対して、ルーティーンを繰返す大人との違いとも言われています。
新鮮な体験が少ないと、光陰矢の如しで時が過ぎます。
起業してからは、一日一日を大切にする事を心がけていますが、まだまだ夢を追いかけていた子供時代とは違うと感じます。
しかし自分としては、目標に向かい前進していく事が、刺激に繋がると考えます。
カノンファーストは、建築関係の企業の問題解決のため、実務顧問としてサポートしております。
建設業界も、様々な変化に対応していかなくてはなりません。
その課題に対してコンサルタントに依頼するケースが多いと思いますが、カノンファーストは、実務顧問という形で、これまでの経験を基に課題解決に真摯に取組むことを第一と考えております。
私の目指す実務顧問は、「一人一人の技術スキルを向上させて、強い組織を構築する」事です。
建設産業の特徴の一つは、重層下請です。大手ゼネコンでは、3次下請けは、使わないという話も聞きますが、人手不足・高齢化などを考えれば、厳しい条件でもあります。そうした下請を管理する元請の社員のスキルも問題視されています。
特に建設現場では、安全は最優先です。ところが重大災害は、まだ後を絶ちません。事故があると、多くの人が傷つき悲しみます。そうした責任を現場所長は、担っていますが、私も経験しましたが、辛いものもあります。鉄骨作業の一日が終わると、どっと緊張感がなくなり、ほっとします。
事故の多くは、ヒューマンエラーです。カノンファーストでは、こうした防止策の安全セミナーも開催しております。それぞれの会社にオーダーメイドの資料を作り、開催しております。
建築の基本は、一人一人のスキルです。
そのスキルUPをカノンファーストは、お手伝いします。
建築では、40年以上の経験があります。
これまで施工を担当した建築は、小学校、体育館、ホテル、工場、集合住宅(三井不動産、他)、朝霞駐屯地建築工事(防衛省)、皇居外苑噴水公園(建設省)、スーパーマーケット、産業技術総合研究所(下記写真)など多数あります。
小さい時は、粘土で建物をつくるのが好きでした。それで大学で建築を学び、ゼネコンに入社して多くの建築を施工する道を選びました。
羽田の上空で飛行機が旋回して、眼下に自分が施工担当した建築が見えた時は、その時の思い出が蘇ります。
独立してからは、直接に施工する機会はありませんが、やはり現場は大好きです。
多くの人達とコミュニケーション取れる現場は、原点だと考えます。






未来の子供たちのために、そして本当の日本を取り戻すためにも、カノンファーストは、邁進します。
カノンファーストは、これからも実務顧問として、建設関係の企業の課題解決に、更に努めていきます。
2024年10月01日
株式会社 カノンファースト
代表取締役 杉田裕保

【作業所長実績】
産業技術総合研究所臨海副都心センター
所在地:江東区青海
発注者:産業技術総合研究所
設計:国土交通省関東地方建設局
日本設計
施工:建築2工区
ハザマ・住友建設JV
■建築概要
敷地面積:9697㎡ 建築面積:4168㎡ 延べ面積:15032㎡
最高高さ:36.35m 総工費:107億4370万円 工期:2000年3月~2001年3月
■外部仕上げ
ガラスMPG工法カーテンウォール、PC版フッ素塗装、鉄骨FR鋼溶融亜鉛メッキポリウレタン塗装、他
◆当時を振り返っての思い出
1998年に景気対策として国際研究交流大学村の施設として建設されました。同時期に隣接する科学未来館や宿泊施設などが施工され、多くのゼネコンが厳しい工期であったために、深夜まで施工しました。また鉄骨工事は、昼夜の交代制での建方となりました。
普通ならば1年半の工事を1年で完工するために、全員で取り組みました。
夜の12時を過ぎると観覧車の照明が消えますが、それでも現場内は、水銀灯が照らす幻想的な現場空間でした。
考えてみても現場での全休は、正月の三が日以外はなかったと思います。
深夜に車で販売のコーヒー屋さんが近所を回ると大変に売れたそうです。
工事の内容についても、MPG工法、さらにダブルスキンの省エネ対策、設備更新が容易な二重スラブ(スラブ内に人が入り作業が出来る2mの高さ)、大空間(100㎡)を確保した研究空間、などがありました。要求品質も国土交通省の担当の方に応えるためには、毎日が試練の連続でした。しかしそれにより現場の社員のスキルは、格段に上がりました。
竣工後に、無事故無災害で、社長賞を授与されました。工事に携わつた社員との祝杯は、格別でした。
今でも、ゆりかもめから見える外観は、パリのポンピドーセンターを彷彿させるものですが、自身の現場の中でも印象に残るものです。

2023年11/11(日)
汐留ホールコンサート
「音楽がつなぐ出逢い」
Marc Grauwelsさんと