Try Something New We create the future with architecture and music. お陰様で、カノンファーストも4期目になりました。カノンファーストは、2018年に建築と音楽の事業をするために設立しました。どうして異なる業種を選択したのかを これからお話ししたいと思います。 私が小学生の時に東京オリンピックが開催されましたが、日の丸と共に入場する清々しい日本選手団には、感激しました。そして水泳、バレーボールといった競技が大きな建物で開催され、その迫力と形状の美しさに魅了されました。その時から自分も大人になったら、建物を造る仕事をしたいと思うようになり、大学では建築を専攻して、建設会社に就職しました。入社して九州に配属になり、次に東北に移動になりました。建物としては、小学校・体育館・工場・ホテル・浄水場・集合住宅などの施工に従事しました。その後に東京に配属になり、防衛省の“朝霞駐屯地建設工事”、建設省発注の“皇居外苑噴水公園”、臨海副都心の“産業技術総合研究所”などの施工をしました。 ところが2014年のクリスマスの日、急激に呼吸が苦しくなり病院に行ったところ、緊急入院になりました。生まれて初めて車椅子に乗り、点滴の生活が始まりました。主治医からは、恐らく社会復帰は出来ないだろうと言われ、酸素吸入をしながら絶望感の中で治療をしていました。けれども点滴を打ちクラシック音楽を聴いているうちに、次第に気持ちが穏やかになってきました。特にヴァイオリンの弦の響きは、「自分は回復する」というメッセージだと思いました。その結果、主治医が驚くほどの回復をして、酸素が必要なく退院となりました。 音楽は、人に勇気を与え、生命を救う。その時から、音楽に関わり自分も感動と喜びを提供できる企画をしたいと考える様になりました。 こうした事から事業としては、45年間経験のある建築と共に多くの人に音楽の素晴らしさを伝えるために音楽についても事業の柱としました。 オリンピックの選手も演奏家も建物の空間で、多くの人に感動を与えます。素晴らしいのは、選手や演奏家の息使いを感じる一体感を共有する事にあると思います。 これからもカノンファーストは、建築と音楽を通して多くの方々に感動のメッセージを届ける役割に努めてまいります。 株式会社 カノンファースト 代表取締役 杉田裕保 【作業所長実績】産業技術総合研究所臨海副都心センター所在地:江東区青海発注者:産業技術総合研究所設計:国土交通省関東地方建設局 日本設計施工:建築2工区 ハザマ・住友建設JV